
わたしたちEpicrobeがイタリア旅をするときに、毎回滞在するのが彼女(アンナ)のお家。
トスカーナ地方にある彼女のお家は、大自然に囲まれ、家の中には銅製の調理器具や北欧らしい食器類が立ち並びます。



アンナはこの付近の村でも一番というほどのお料理上手。
コロナより前は、日本でイタリア料理教室を開いてイベントをするほどの腕前。
イタリア旅の楽しみの一つは、アンナの家庭料理を食べれることです(笑)
さて、今回はそんなアンナのお料理教室の様子をご紹介します。
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アンナのお料理教室
「タリアテッレ・アル・ラグー・ダナトラ」

「アローラ!」
「さあ、パスタを作るよ!」
という掛け声で始まったお料理教室。
今回作る料理は、イタリア中部トスカーナ地方で食べられるカモ肉を使ったパスタです。


木製の作業台に、こんもりと盛られた小麦粉。
その真ん中にくぼみを作り、新鮮な卵を割り入れる。
イタリアの家庭のパスタの麺づくりは、とてもシンプルに始まります。



スケッパーで卵と小麦をしっかりと混ぜていきます。
ある程度まとまってきたら、今度は手の番。これが結構な力仕事。アンナの指導を受けながら全力で生地と向き合いました。

指で刺すと穴が開くくらい、滑らかになった生地はラップに包んで少し休ませます。
生地を寝かしている間に始まったのがソース作り。



近隣で採れたカモに、香り高いハーブや人参、セロリなど、日本でも馴染みのある野菜たちと一緒に鍋でじっくりと炒めていきます。

炒めるときの塩味は、生ハムで補うという、なんてイタリアらしい贅沢なやり方(笑)



ふと壁をみると使い込まれた木のスプーンがずらりと並んでいました。
一つ一つに、どんな料理の記憶が詰まっているのか、気になります。
さて、いよいよ生地を伸ばす工程が始まります。


アンナが手に取ったのは「マッタレッロ」と呼ばれるパスタを伸ばす長~い棒。
「イタリアのこの辺ではね、パスタづくりは『嫁入り修行』だったのよ」と
アンナが面白い話をしてくれた。
嫁ぐ娘が、生地の向こう側が透けるくらい薄くのばせるか。それが、その家の食卓を任せられるかどうかの、一つの証になったみたいです。


アンナの手にかかると、生地はぐんぐんと伸びていき、その薄さはまさに職人技。途中で交代したので、今回は少し厚みが残ってしまいましたが、、(笑)
薄くなった生地を丸め、
トントン
とリズミカルに切っていきます。


タリアテッレの幅になるように慎重に切っていきました。
ところどころ、幅が変わってしまったのはご愛敬です←

付け合わせには、レモンで漬けたアンティチョークのソテー。


イタリアにくるまで、アンティチョークを食べたことがありませんでしたが、これがまた癖になるんです。
そして、麺を茹でてソースと絡めていきます。



アンナも「美味しいのができたわね♪」とご機嫌で、とってもお腹がすきました。




テーブルにはキャンドルの灯りとワイン。そして大皿にこんもりと盛られた、手作りパスタ。
あぁ、、なんて贅沢な時間なんでしょう。
もちもちとしたパスタの触感と、小麦の香り。カモ肉の旨みが溶け込んだソースが、もうたまりません。
夢中でフォークを動かしました。

アンナの家で過ごす時間は、ただレシピを学ぶだけのものではなく、手間をかけることの楽しさと、一つのテーブルを囲むことのあたたか。
とても豊かな時間が流れた料理教室でした。
