【蒸留blog】瀬戸内海で育つ柑橘「キヨミ」



こんにちは、Kazuです。
今回、僕が蒸留の素材に選んだのは、瀬戸内海の豊かな太陽を浴びて育った「きよみ(清見タンゴール)」です。こちらの柑橘は瀬戸内海高根島にてご夫婦二人で柑橘農家を営んでいるLOLOfarmさまからいただいきました。


あまり馴染みがない方のために、まず「きよみ」がどんな柑橘なのかをご紹介します。


味わい: 「春の柑橘」とも呼ばれ、滴るほどにジューシーな果汁と、とろけるような果肉が特徴の、まさにエリート柑橘です。

出自: 日本産の「温州みかん」と、アメリカ生まれの「トロビタオレンジ」を掛け合わせて誕生した、日本初のタンゴール(オレンジとみかんの交雑種)です。

特徴: みかんの芳醇な甘みと、オレンジの爽やかな香りを併せ持っています。


そんな、きよみの「葉」を今回は蒸留しました。

瀬戸内の潮風に耐え、力強く枝を伸ばした「きよみ」の葉を、銅製の蒸留器「アランビック」を使い、水蒸気蒸留法でその香りを抽出しました。

アランビック特有の、どこか武骨で、それでいて繊細な蒸留プロセス。 熱せられた水蒸気がきよみの葉を通り抜けるとき、果実の甘いイメージとは、また違う、植物としての「野生」を感じます。




抽出された香りは、深みのあるグリーンのなかに、きよみ特有の品のあるシトラスが顔を出す、非常に複雑で美しいものです。どこか抹茶のような香りを感じました。